事務所の壁を黒板にした話

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今日は事務所の壁で子どもたちが書き初め(描き初め)をしていました。

長女(6歳)は好きな男の子と自分が手をつないでいる妄想の姿、仲のいい女の子や、スゴイ猫目の子などを描いていて、ところどころにあるグシャグシャが長男(2歳)の作品です。

この「事務所の壁で黒板」は、以前オランダに行ったときに訪ねた会社で見かけてから、いつかやりたいと思っていて、一昨年の暮れに、内装職人である義理の妹に作ってもらいました。

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こちらはちょうど一年前、黒板が出来たてでの昨年の描き初め風景。

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オランダで見たのはこんな感じ。
UIデザインの打ち合わせに訪れた会社のミーティングルームの壁の一面全体が黒板で、アプリのUIとか、デジタルっぽい打ち合わせに「黒板」が使われているのが、良いなあと思ったのでした。「オフィスの壁全面がホワイトボード」とか「カフェの壁が黒板でメニュー」はチラホラ見ていたけど、仕事で黒板はやや新鮮に感じたので。
それでしばらく経ったあと、いまの事務所であるこの部屋の壁面(正確には押し入れ扉)を、全面黒板にしてみたのです。

実際のところ、打ち合わせとか一人ブレストとか「仕事」でこの黒板を使うことはほとんどなく、ほぼ子ども達の遊具になっていますが。
まあ最初から半分そのつもりで作ったので。

黒板化をするときに、この事務所(+住まい)は賃貸なので、「返すとき復旧できること」も考慮していくつか工夫をしています。
今日は「壁を黒板」を試してみたい方に、作り方のポイントを簡単に紹介します。

1. 壁でなく扉を使う
事務所の押入れの壁が、フラットな白いフラッシュ戸(装飾もないツルッと四角い箱状の扉)だったので、これを黒くすることにしました。
そして、扉の片面(裏面)だけを黒くしています。押入れタイプで引き戸だったので、裏返してレールにはめている感じです。
いきなり壁全面を塗装しないで、さらに扉も裏面を使えば、「やってみたら部屋が暗くなって嫌だった」というような場合にもすぐ元に戻せるので、良いかと思いました。

2. 扉にマスキングテープを貼ってから黒く塗る
扉の裏面全面に、幅広のマスキングテープ(貼ってはがせる紙テープ)を貼って、その上を塗装しています。
マスキングテープの上にいきなり塗装だと、きれいに平面ができないし、それにおそらく塗料が染みてドアにいたってしまうので、テープを全面に貼った上に、全面をパテで処理して、そのパテ処理面を紙やすりで平坦にしてから、スプレーで黒に塗装しています。塗料は、ホームセンターで売っている「黒板塗料」的なもの。
塗料は緑っぽいのと黒っぽいのがあり、黒にしました。緑はかなり小学校度が強そうというか、レトロ感に浸りたい方にはオススメです。

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こうしておくと、復旧をしたいときは塗装面とパテごとマスキングテープをベリベリと剥がせば「ほら元通り」となる想定です。まだ剥がしたことがないので、あくまで想定。万一、剥がしたら全然ダメだった(元の面が傷んじゃうとか)の場合は、そのときは扉ごと弁償して新規製作しようと思ってます。

ただ、このマスキング〜平坦にして塗装までの一連の工程は、義妹を見る限り(見てただけ)けっこう大変そうだったので、この方法は今後やる場合は要検討。

賃貸で復旧の必要があるとはいっても、例えばエアコン設置とか「プラス」な資産は残していっても良い場合も多いので、扉を黒くするのが見えない裏面だけなら、場合によってはそのまま返却するのも可能かもと思います。
「扉をリバーシブル仕様にして裏を黒板にしておきました」「いちおう残して行きますね」的なことで許して貰えれば。「黒板」のニーズがあまり一般的でないので難かもしれませんが。

以上のような方法で、一応、賃貸物件でも復旧できる方法で壁の黒板を作ることができます。
● 扉がフラットな引き戸でそこそこデカく、裏返してもレールを走るつくり。
● 義妹が内装職人
など、いくつか条件が限られる方法で、かつ本当にキレイに復旧できるのか?もまだ実績はない方法ですが、一例として紹介しました。

ご興味のある方は、義妹を紹介しますのでお問い合わせください。


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