アプリで出来て嬉しいことと出来なくていいこと

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昨日、娘にギターを弾いてくれと頼まれて、2年ぶりくらいに押入から出してきたものの、チューナーの電池も切れてるし、音叉も無いし音感もないので調律ができない。ということで、ふと思い立ってiPhoneで調べてみたら、当然のように「チューナーアプリ」が見つかりました。

「チューナー」でAppストアを検索したら、テレビチューナーとかそういうのが出てくるんじゃないかと思ったけど、検索上位はどれも楽器のチューナーのようだったので、一安心。きっと一般的に普及してるんですね。

iPhoneのマイクで音を拾って、ささっとチューニングできて、便利な世の中になったことを実感しました。
もちろんマイクで拾う方式なので(下の赤ん坊の鳴き声なんかも拾ってしまう)、ライブ会場などでは使えないと思いますが、そういう予定はないので全然問題なしです。

こういう仕事(ウェブサイトやアプリのインターフェイスをデザインする仕事)をしている関係で、それなりに「話題のアプリ」みたいなのをダウンロードして触ってみたりはするのですが、自分の生活ではあまり使っておらず、なので何か困ったことがあっても「アプリを探そう」ということ自体、なかなか思いつかないということが判明。「ユーザーエクスペリエンス」とか「生活に密着した」とか、企画書には書いてるのに。これからはもう少し使ってみようと思います。

そして同じ日の夕方、先日娘が保育園でオセロをやっていたのを思い出して「もうオセロ出来るならしてみようぜ」という話になり、オセロと言えばツクダオリジナル(※)ということで、近所のスーパーのオモチャフロアを探すも、ちっとも見つからず。
チューナーの例を思い出して「これはアプリあるだろう」と探したところ、ジャンジャン見つかりました。
無料アプリなんかだと、版権の関係かオセロではなく「リバーシ」ていうんですね。ツクダオリジナルへの義理は感じつつも、まあリバーシでもなんでも良いか、ということで、ダウンロードして娘と始めました。

そうしたら、これが良くなかった。

まず「リバーシ」である都合上か、オセロの石(駒)の絵が、平面でない。碁石のような感じ。まあそれは割とどちらでも良い話で、良くないなと思ったのは、使ってる感覚のほうです。そう、ユーザーエクスペリエンスです。

空いたマスをパッと押すだけで、瞬時にパタパタパタとオセロは裏返るし、白と黒の枚数も同時に計算されるし、なんなら「ここに置くと良いよ」というサジェスチョンまで表示される(後で、このサジェスチョンは設定でオフに出来ることが分かった)。

便利と言えば便利で、作った人も「デジタルならこれくらいしないと、いかんでしょう。できちゃうし」という感じで作ってくれたのだと思いますが、ぜんぜん「オセロしてる感」はない。

娘なんかパッパパッパと適当に押しちゃって、盤面を見てじっくり考えてくれないし、現時点の互いの枚数がすぐに分かっちゃうから、「大逆転なるか」みたいなオセロの醍醐味も薄れるし。なんというか「そもそもじっくり考える空気じゃない」という感じです。21世紀を感じます。

せめて、「手動モード」かなにか用意しておいてもらって、石をひっくり返したり、数を数えたりが「勝手にされない」状態で使える、つまり「単にあの緑の板と石をデジタル化しただけ」で良いのに、と思うけど、そんなアプリは面倒で誰も使わなそうな気もする。もしかしたら、リバーシでなく純正のオセロアプリならそうなってるのか・・?とも思いましたが、なんとなく可能性低そうだし、その確認のために購入するのもアレなのでやめました。

「オセロしてる感がない」理由が、本当にここに書いたようなことなのか?
そもそも「オセロしてる感」がもはや21世紀には必要とされてないのか?
という辺りは、引き続き研究していきたいと思います。

少なくとも現時点では、たぶんこれでは娘がオセロが上手くならなそうに思えたので、改めて緑の盤面がパンチカーペットみたいになってる物理的なやつを探して買うつもりです。

1年半放置されていたブログをなんでもない話題で、かつ他で忙しめのときに更新。

※ ツクダオリジナルは、もう存在せず、よってオセロも作っていませんでした(Wikipediaより)。
自分が子供のころは、オセロとルービックキューブを販売している「知的なオモチャの会社」というイメージでした。ちゃんとしたオセロ板は、いまはバンダイから発売されてるようです。

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