Post-it Everything


プロジェクトルームの壁が、至るところポストイットの嵐。

ストーリーボードやコンテンツマップ、時にはペーパープロトタイプ的に使われたり、あるいは1枚1枚にタスクを書いて進捗管理とか、とにかく色々と。

今さらながら、ポストイット便利だなあと思いました。

頭で考えたことを形に残す場合は、やはりパソコンよりも紙とペン、手書きのメモやスケッチが最も「減衰」が少ないというか、すぐにそのまま残せる。その手書きをさらに「考えながら配置を動かす」とか「みんなで同時に触る」とかできるポストイットも、すごい。

たまったメモを、整理や検索したりという点では、やはり断然デジタルが便利。しかし考えをサッと残すとか、触りながら考える、みたいな意味では、なかなかデジタルで、紙やペンやポストイットに勝る道具がないですね。パソコンよりは「触る」感覚に近くなったiPhoneやiPadのアプリでも、なかなか「これだ」というのはないと思う。ご存知の方がいたら教えてください。

たぶん本格的に「手のような感覚」に向かうのはMITの石井裕先生がされてる「タンジブル」研究などであって、いま普及してるデバイス(iPadとか)の制約の中で、「手書きに近そうな」インターフェイスを作ろうとしても、なかなか難しいのかもしれない。iPadはそれはそれで十分素敵なので、あまり手書き風を「再現する」のを目指すのでもなく、制約を逆手にとった裏技のような「これでいいじゃん」みたいなメモアプリが出来るといいなあ。

一方で、ポストイットの使い方を(よくある「仕事ハック」的な目的とは別に)もっと色々なところの実態として調べてみると、いまある「メモアプリ」と違う機能やインターフェイスのヒントがあるかもしれない、と思いました。

話が夢想的にダラダラしたままですが無理矢理ポストイットに戻したところで、終わります。


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