ユトレヒト中央博物館(Centraal Museum Utrecht)。展示内容と、空間、サインなど、全体がバランスよく絡み合った素敵な博物館です。
元は修道院だったという古い建物に、エントランス部分だけガラスの箱がかっこよく挿入されています。
中はリノベーションされたモダンな空間です。どこか修道院のニュアンスを残したような、ドーンと広く気持ちのいい空間のカフェ。
ミッフィーパンもあるよ。
白い空間に黒でペイントされたモダンな案内サイン。「黒丸」がアイコンになっているようです。
オランダの建物に典型的な「屋根裏」が、ユトレヒト出身の建築家リートフェルトの展示室になっています。
飛行機のインテリア?のスケッチ。 ファブリックの案も貼られている。
オランダのデザイン集団ドローグデザインの作品も。
すぐ隣に別館「ミッフィー・ハウス」があります。子どもが楽しめるスペースが中心ですが、ディック・ブルーナの原画や制作風景なども見ることができます。
まとめ
ユトレヒト出身のリートフェルト、ブルーナ、そしてレンブラントからドローグデザインまで、オランダの人気者たちの作品がコンパクトにまとめられていて、飽きずに楽しく見られる博物館でした。
- ポコポコと部屋に区切られた展示室は、満腹になりすぎないところで次に移動。全部を見なくてもよい分節のある経路。
- サイン、展示タイトルなどもポップに壁に書いてあったりするので、気軽に明るいリズムで見すすめられる。
- 休憩のカフェも気持ちのいい空間で、コーヒーや食べ物も結構おいしい。
展示の内容、空間(建築・内装)、グラフィック(ロゴやサインやパンフレット)など、全体のコンビネーションとバランスがとても素晴らしいです。
自転車もオリジナルだし。
コンテンツ自身と器や情報のデザインの関係。勉強になりました。
ユトレヒト中央博物館への行き方
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- ユトレヒト中央駅から2番バスで5-6分。
- アムステルダムからユトレヒトへはNS(国鉄)のIntercity(快速)で30分程。
おまけ
ウェブサイトも博物館の雰囲気とあっていていい感じ。ECサイトのように展示作品を次々と閲覧できてしまうのが面白いです。
ウェブで作品を見れたって、現物を見たければ博物館に行くし、行かなくてもある程度ウェブで情報を調べられるというのは、そもそもの「博物館」のあり方としては正しいように感じます。